最後の練習 3位決定戦の中国戦を控えた朝、今回の東アジア競技大会における最後の練習を行った。練習内容は試合目の練習ということもありシューティング中心のメニュー。1時間の割り当てだったので短時間の練習となったが、多くの選手が時間いっぱいまで各自で調整を行っていた。 3位決定戦 vs中国 メダル獲得がかかった非常に重要な一戦。序盤から高さを活かしインサイドペイント内で得点を重ねる中国に対し、積極的に足を動かしプレッシャーディフェンスとトランジションオフェンスで対抗する日本。試合はお互いに譲らずクロスゲームとなるが、後半に入ると足を使った展開が功を奏し始め、徐々に点差が開いていく。勝負所で日本に流れを引き寄せたのは竹内兄弟の息の合ったコンビプレーと、岡田選手の3Pシュートだった。試合終了のブザーが鳴った瞬間、日本の銅メダル獲得が決定した。 試合後のロッカールーム 試合後のロッカールームは、メダル獲得が決定し大きな喜びに包まれた。天井スレスレまで小野ヘッドコーチが胴上げされると、キャプテンの石崎選手・副キャプテンの正中選手がその後に続いた。 表彰式 3位決定戦の後の決勝戦が終わると、表彰式が行われた。男子優勝は韓国、2位チャイニーズ・タイペイ、3位日本。表彰式が始まり選手が入場し表彰台へ上ると、全員が誇らしげに笑顔を見せた。惜しくも決勝は逃したが、優勝チームの韓国に今大会唯一黒星をつけたのが日本代表だった。メダルの色は銅だったが、日本代表のメンバー全員にはそのメダル以上に価値のある「絆」が生まれていた。
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