銅メダル獲得 序盤こそ韓国にリードを許すも、ディフェンスが機能した第2ピリオドから一気にペースを握り、立て続けに速攻を出す日本らしいバスケをし、86-77で韓国を破り、日本代表は銅メダルを獲得した。全選手がコートに立ち、チーム一丸となって戦い、最終戦を勝利で締めくくった。 先を見据えて 今大会は最初から、ロンドンオリンピックへ向けた選手選考と伝えていた中川ヘッドコーチ。試合を重ねるごとに成長する若手選手に手応えを感じたところもある。ロンドンオリンピック予選へ向け、インド・アジア選手権で戦った時の代表メンバーや現在WJBLで好成績を挙げている選手、そして#8間宮選手をはじめとした昨年のU-18アジア選手権優勝メンバーから同時期に行われていたU-16アジア選手権準優勝メンバーまで、幅広い世代に渡り、逸材が揃っている女子選手。中川ヘッドコーチもよい選手がそろう今の状況には頼もしさを感じながらも選手選考は頭を悩ますことになるのであろう。まずは来年の世界選手権にはどのようなメンバーで挑むのか。代表争いはすでに始まっている。 応援感謝 この大会では、日本から来ていただいたファンの方々や日本人学校をはじめとした地元の方々の応援に勇気づけられ、そしてボランティアスタッフの方々にも大変良くしていただき、本当に感謝している。そして、ともに戦った男子日本代表の応援は、日の丸を背負う者同士の結束力を高めた。男女揃って同じ大会に出場できるのは、FIBA大会ではなく、オリンピック大会しかない。来年の広州アジア競技大会はもちろん、その先にあるロンドンオリンピックにアベック出場を果たし、再び応援し合うチームジャパンを結成したいと強く思う。
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