午前中フリー
昨日で試合が終了したため、本日の午前中はフリーとなった。8:30の朝食の後、部屋で休む選手、街へ買い物に行く選手、シューティングを行う選手など、各々の調子で各自調整を行った。また、後述にもあるが、15:00から開催された男子の決勝戦に男子日本代表が初進出することになったため、女子も全力を挙げて応援することとなり、フリーの時間をその応援グッズの作成に当てる選手もいた。

男子決勝戦
昨日の中国との激闘の末、決勝戦に進出することとなった男子日本代表チーム。女子がメダル獲得ならずで悔しい結果に終わっただけに、何としてでも金メダルを獲得してもらうべく、女子日本代表チームは総力を結して応援することになった。昨晩の夕食の際に相談し各選手に担当を決め、担当の選手の応援ボードを作成。画用紙やボール紙、マーカーやモールなどを調達してきて、似顔絵を書いたり、メッセージをしたためたりと力作ぞろいであった。

15:00、いざトスアップとなり、会場内には男子日本代表選手応援団(女子日本代表チーム)が黄色い声援が飛ぶ。序盤からロースコアの展開となり、シュートが決まらない日本。会場内にはチャイニーズ・タイペイ選手団の「加油！加油！」(チャーヨ！チャーヨ！といっているように聞こえる)という声援が飛び、加えてマカオの観客もそれに便乗し、「加油！」の大合唱となる中、精一杯の力を振り絞る男子日本代表選手に対して人数では不利ながら誠心誠意の応援を続けた女子日本代表チーム。

追い上げむなしく敗戦となったが、熱い応援は充分届いていたようだ。男女でこのような大会に参加することはあまり多くないが、今大会を通じ互いの戦いぶりを観戦することで『バスケットボール日本代表』としての一体感や団結力が生じてきたのではないだろうか。

表彰式
本日の結果によりバスケットボール競技の最終順位は男子が金メダル：チャイニーズ・タイペイ、銀メダル：日本、銅メダル：中国、女子が金メダル：中国、銀メダル：チャイニーズ・タイペイ、銅メダル：韓国、第4位：日本となり、表彰式が開催された。メダル獲得チーム選手が表彰台に登壇し、メダルと記念品が授与された。

閉会式
10/29に開幕した第4回東アジア競技大会も9日間の全日程を終え、本日開会式が開催された。閉会式は日本選手団全選手が参加して行われた。閉会式は参加国選手が渦巻きのような形のステージの周りに放射線状に入場し、そのステージを取り囲む。ステージ上で大会委員長の挨拶、閉会宣言などに続き、次回開催地、ホンコン･チャイナへの激励やダンスのアトラクションが行われたのに引き続き、聖火の消炎とホンコン・チャイナへの譲渡が行われた。

開会式の会場であった、マカオスタジアムの聖火台の映像がマルチビジョンに映し出され、マルチビジョンの前に待ち受けている少年がその炎をランプに受け取り、宙を浮いてホンコン・チャイナへ手渡された。開会式でもそうであったが、今大会は宙吊りアトラクションが随所に見られる。その後、更なるダンスパフォーマンスが行われ、閉会式は終了し第4回東アジア競技大会の一切を終了した。

明日は帰国
明日は早朝、ホテルを出発してマカオフェリーターミナルへ。その後他競技の選手と合流した後フェリーにて香港へ。香港から香港国際空港へ移動し、夕方成田空港へ向けて離陸の予定。成田空港への到着は20時過ぎを予定している。成田空港にて階段式を開催後、選手団は解散する。